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生命と栄養のブログ from 福山大学 生命栄養科学科

食ロボット

今年の三蔵祭(大学祭)最終日には、初の試みとしてホームカミングデーが開催されました。 当日は大学祭見物を兼ねて多くの卒業生が来校されました。

食ロボット_c0166720_1714341.jpgホームカミングデーには、本学客員教授である高橋智隆先生が講演されました。 演題は「ロボットの時代を創る!」です。 高橋先生と言えば有名なロボット「エボルタ」を開発され、グランドキャニオンで530 m の登頂に成功した様子がテレビCMで放映されましたので、ご存知の方も方も多いと思います。

さて。 本学科の卒業生の多くは、卒業後食品業界で活躍しています。 一方、ロボットも近年徐々に食品業界に進出しています。 ではまず、お好み焼きロボットをご紹介しましょう。 動画はこちらです。

ちょっとぎこちない動きですね。 このロボットは、無人お好み焼きスタンド用に開発されたわけではなく、お好み焼きのような柔らかくて流動的なものを扱うことのできるロボットとして開発されました。

次に、ずっと繊細な動きをするのが「すしつかみロボット」です。 動画はこちらです。

こちらはすごい。 柔らかい動きがかなり上等な人間の身のこなしです。 私を含め、ほとんどの方はこのロボットのような繊細な動きはできません。 そのほっそりとした手を見ていると、正直言ってややキモイ。 やはりロボットにリアリティーを求めると不気味です。 

すしはバランスの芸術です。 手に持って口に入れるまではその形を保ち、口に入れるやいなや舌の上でしゃりの1粒1粒がサッと崩れる。 そんな(高級な)すしを死ぬまでに一度食べてみたい! 私がごく希に食べるすしは、回るカウンターの奥で機械により四角く固められたもので、これならルツボばさみでも掴めそうです。 ということで、柔らかいものをいかに上手につかむかが、食品ロボット技術の神髄のようです。

PS それにしても、すしつかみロボットが作業服を着ているのがどうも気になります。 恐らくこの会社の作業服なのでしょう。 でもどうして作業服を着ている人(ロボット)がすしを掴むのか、違和感があります。 それに、イヤに胸を張って誇らしげです。 寿司屋の大将のような格好の方がしっくり来ると思うのですが・・・
by seimei-eiyou | 2009-11-12 17:15 | その他