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生命と栄養のブログ from 福山大学 生命栄養科学科

セイン2

今日からバンクーバーオリンピックが始まりますが、もう一回だけセインツの話です。

今回のニューオリンズ・セインツの優勝を最も喜ばれているのは、ひょっとすると生物工学科のO先生かもしれません。 O先生はルイジアナ州バトン・ルージュにあるルイジアナ州立大学(LSU)にいらっしゃいましたので、地元チームの優勝です。 またLSUはフットボールの強豪校でもあります。

さて、今回セインツと対戦したインディアナ州、インディアナポリス・コルツにはエースランニングバック(RB)のジョセフ・アダイ(Joseph Addai)という選手がいて、スーパーボールでもセインツはずいぶんやられました。 このアダイ選手、出身はなんとLSUで、出身校と所属チームの州が逆転しています。 

一方、セインツのエースクォーターバック(QB)ドリュー・ブリーズ(Drew Brees)は、インディアナ州にあるパデュー(Purdue)大学出身で、これまたなんと州が入れ替わっています。 ブリーズだけではありません。 ワイドレシーバー(WR)コートニー・ロビー(Courtney Roby)と、第4クォーターでコルツQBマニングのパスをインターセプトして74ヤードを独走し、決定的なだめ押しタッチダウン(TD)を決めたCBのトレーシー・ポーター(Tracy Porter)の2人はいずれもインディアナ(Indiana)大学の出身というややこしさです。 例えて言えば、日本シリーズでジャイアンツと福岡ダイエーホークスが対戦し、ホークスのエースピッチャーが東京出身で、ジャイアンツの3番、4番、5番のクリーンナップ3人が福岡出身のような感じでしょうか。

セインツの注目選手と言えば、まずは順当にQBのドリュー・ブリーズですね。 彼は身長が6フィートピッタリ(183cm)という、NFLではちびっ子QBです(ちなみにマニングは6フィート5インチの196cm)。 NFLではでかい相手ディフェンスの上を通してパスを投げなければならないので、6フィートでは足りないのです。 ちびっ子ブリーズは、よく相手ディフェンスをはずして走りながらパスを投げますが、一方の長身マニングはあまり走りません。 

さてブリーズは、6フィートとは言え体重は209 lbですから95kg。 BMIは28を超え、ウエストも確実に85cm以上ありますので、数値だけ見るとかなりの肥満体型でメタボという不思議なことになってしまいます。

もう1人の注目選手は、セインツのディフェンス・キャプテンを務めるスコット・フジタ(Scott Fujita)さんです(フジタという名前だけで、ぐっと親しみが湧きます)。 彼は全くの白人で、生後まもなく日系3世のフジタ家に養子として引き取られましたので、Fujitaという性を名乗っています(実の両親を知らないそうです。 お箸でご飯を食べ、お正月や鯉のぼりなど日本の習慣の中で育ったとwikipediaには書いてあります)。 大学はUCB(バークレー)。 スタンフォードに行くような裕福な家庭ではなかったかもしれませんが、かなりの秀才です。 きっと養父のフジタさんが、自分の子供としてきちんと教育をされたのでしょう。 こういうところ、偉いなぁと思います。
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以上学科と関係ないことを書きました。 こうして見てみると、スーパーボウルには試合以外にも色々と楽しめる要素があります。

PS 本学科は石崎先生がスポーツ栄養を担当されています。 専門はラグビーですが、それ以外にサッカーや野球もお好きなようです。
by seimei-eiyou | 2010-02-13 14:01 | その他