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生命と栄養のブログ from 福山大学 生命栄養科学科

くもりのち霧雨

今日は、前半は薄日、後半は暗い話題です。

現在4年生は就職活動の真っ最中です。 今年は昨年ほどではないにしろ、厳しい雇用情勢であることに変わりはありません。 こういった中、最近読んだ中で、「偏差値40でも内定率が高い大学」という記事がおもしろかったです(登録しないと読めないかもしれません)。

論旨は、旧帝大や早稲田慶応以外の偏差値40~60あたりの大学では、学生の就職率にそれほど差はない。 準備次第では偏差値の低い大学でもよい会社から内定が取れるというものです。

 このよい会社というのが味噌で、誰もが知っている有名企業がよい会社とは限らない、無名の会社でも探せばよい会社はたくさんある、という意見には諸手を挙げて賛成です。 偏差値が低くともよい会社から内定をもらうためには、3年生から徹底した企業研究を行うことが必要だと説いています。 うーん、その通り。



もうひとつ。 「他人事ではない100人の『転落』 ~30代独身者はホームレス予備軍?」という聞き捨てならぬ記事も身につまされました。

論旨は、最近高学歴、元一流企業社員、元経営者などの「勝ち組」が不可抗力でホームレスに転げ落ちるケースが多い、そうなりやすい人の傾向は「影の薄さ」だそうです。 少し引用しますと、

<ホームレスには何事も一歩引いて譲ってしまう人が多く、他人と争ってまで強引に仕事を得るような人は少ない>

<おとなしい性格で、人を押しのけてでも生きていくのが苦手な人や、人付き合いが苦手な人が非常に生きづらい時代である>

「キャラが立ってない人、押しの弱い人、他人とのコミュニケーションがとれない人(つまり、世に言う「いい人」?)は存在価値が小さいと評価され、共同体からつま弾きにされてしまう・・・」らしい。 最近増殖中といわれる草食系男子像に重なります(そういえばある方が、「会社ではいい人は出世しない。 声がデカくて、いつもワーワー言ってるヤツが偉くなる。」と言ってました)。

また「女性問題」も影を落とすそうです。 「女性問題」とは、妻子に見放されて離婚した人はホームレスに転落しやすく、独身率が高いと指摘しています。 

<妻子の人生を引き受けるという覚悟とエネルギーが無く・・・、「面倒臭い」と、けじめなくズルズルとした生活リズムがホームレスになった原因のひとつ・・・> 

奥さんに先立たれた亭主は早死にするが、亭主が早死にした奥さんは長生きして幸せな人生を送りやすい、につながる現象でしょうか。 
by seimei-eiyou | 2010-04-16 13:06 | その他