2010年 06月 28日
サッカーと若者
さて、前回のデンマーク戦は、夜を徹して試合を観戦した学生さんが多かったようです。 若者は元々夜に強く、翌日のパフォーマンス低下などのリスクを取りやすいのだと改めて感じました。 「快勝するなら、見ればよかった!」というのは、ちょっとしたひがみ。
またニュースによると、試合後は渋谷駅前で暴れたり、道頓堀川に飛び込んだりと、羽目を外す若者が頻出したようです。 元気がない、意欲がないと言われる若者世代ですが、そんなことはありません。 元気を出す場がない、情熱を傾ける対象がないのかもしれません。 若者間も見えない壁で細かく仕切られており、共通の場が見つからない。 そこで今回のように、コミュニケーション無しに、みんなが無条件で合意できる機会を慎重に見計らって騒いでいるのでは?と思います。
次はヨーロッパ強豪チームの相次ぐ敗退です。 フランスは特にひどく、イタリアチームも安寧に帰国できなかったでしょう。 昨夜はイングランドがドイツに予想外の大敗で、ヨーロッパの中心線上の国がいなくなってしまいました。 これらの国に共通しているのは、チームの世代交代がうまくいっていない点です。 どの国も若い優秀な選手は出てきているはずなのに、それをどうチームに活かしていくかというマネージメントが難しい。 ちなみに昨日のイングランドチームの平均年齢は28歳代、ドイツチームは24歳代でした。
日本は本田、長友というフレッシュな選手が現れたのがラッキーでした。 もう一人、森本が活躍してくれるとさらによい。 いずれにしろ、前にいる選手を追い越して、前線に飛び出していく動きがないと近代サッカーは戦えないようです。 サッカー以外も同じ。