平成27年度SSH

12月19日(土)に、平成27年度 清心女子高等学校SSHが行われました。
これまでに生命科学実習として生物工学科と、海洋生物科学科で実習が行われ、今回はその第3回目として生命栄養科学科が担当しました。
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テーマは、「食と健康のライフサイエンス」-食生活と健康- です。


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午前の部では初めに、村上准教授より「食と健康-楽しく食べる-」を演題として、楽しく・おいしく食べるための方法を化学的に説明されていました。

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次に、菊田教授より「食生活と健康-安全に食べる-」を演題として取り上げられていました。
おいしく食べるために大事な「見た目」について焦点を当てていました。

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その導入として、まず視覚の大切さを感じてもらうために、目隠しをしての食事介助体験を行いました。
スタッフが代表で出てきた学生に対して介助をしましたが、言葉で表現したものの情報とと、実際に口の中に入ってきたものの情報が一致するときと異なる場合で、それぞれ感じ方に差があったようで、皆さんとてもいい反応をされていました。

午後の部では、午前中の講義をふまえた実験を行いました。
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まずは、食品中に含まれている酸性タール色素の分析実験です。

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この写真は、スタンダードと言われる、赤色2号、青色1号など計12種類の市販されている色素を、分離するためのプレートにあらかじめ乗せているところです。

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こちらは、食品から抽出した色素で毛糸を染めているところです。
酸性タール色素はタンパク質に引っ付く性質があるので、これで、毛糸に付着する色素だけを回収します。

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先ほど回収した毛糸を、アンモニア水中で加熱することで、色素が毛糸から離れたものをサンプルとして煮詰めていきます。
これをプレートの上にあらかじめ乗せていたスタンダードと並べてスポットすることで、何の色素が入っていたか、展開溶媒にしばらく浸けて置いた後に判別できるようになります。

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色素の展開が1~1.5時間かかるので、その間に官能評価のテストをしました。
写真は塩水の濃度評価です。
0.05%ずつ濃度が違う食塩水、5種類を濃度が濃い順に並べることができるかどうか見ています。
この他に、個人の嗜好を見る検査で、2種類のスポーツドリンクを飲み比べてもらったりしています。

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そんなこんなで、時間もよいころ合いになったので、最初の色素実験の続きです。
写真は、展開し終わったプレートの観察をしているところです。
パッケージに表記されていたものと、同じ色素が含まれていたか確認できたでしょうか?


このような機会で皆さんに、食品や健康、そして科学に興味を持ってもらうことができるきっかけとなれば幸いです。
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by seimei-eiyou | 2015-12-19 09:25 | 行事 | Comments(0)