9月16日(土)に、第2回見学会が行われました。
台風も接近している中、何とかそれほど悪天候にならないうちに開催することできよかったです。
始めに、大学会館で全体説明があり、その後学科別のメニューに分かれます。
久保田准教授の進行で、まずはこのような天気の中でも参加してくださったことにお礼を述べました。
最初は、学科創設時、学科主任でもあった山本教授よりご挨拶がありました。
今までは、病気の人を治すためなどの『栄養』でしたが、平均寿命も延びたこれからは、病気にならないように予防したり、より健康になるための『栄養』が求められています。
そのような状況に伴って、管理栄養士の活躍の場も病院だけでなく、ドラッグストアなどでの健康指導など様々な分野で活躍の場が増え、ニーズが高まっています。
この学科は、そのような時代のニーズに合わせ、様々な大学から高名な先生を集めて設立した広島県東部で唯一の管理栄養士養成施設になります、と学科創設の変遷から就職状況等も交えたご挨拶でした。
次に、高橋准教授よりスライドを使った学科紹介がありました。
管理栄養士国家試験受験資格を得るには、4年生の管理栄養士養成施設を卒業することが最短ルートであることや、カリキュラムマップに沿って、授業、実習、実験があり、さらにコミュニケーション能力を高めるために1年を通して様々な行事に参加しています。
さらに、管理栄養士がどのような仕事なのか、具体的に例を挙げて病院以外にも、行政、学校、福祉施設、食品会社、ドラッグストア、スポーツ選手のサポートなどがあることをご紹介されました。
次に、本学科の学生より学生生活の発表がありました。
実験実習の様子から、学科内イベント、通学にかかる時間など多岐にわたり、学生目線での大学生活をご紹介しました。
前半は、座ったまま学科の紹介を受けましたが、後半はいよいよメインの実際に実習でも使われている機材や部屋での体験コーナーです。
28号館の大量調理の実習で使用する給食室を案内したり、
栄養教育実習室という、グループワークに適した移動式の机のある部屋を見学したり、
臨床栄養学実習室に展示してある、模型や病態に合わせて使用する食品の紹介をしたり、
調理室で、実際に実習で作った料理の紹介やそのとき使用する様々な形の和洋中の食器の紹介をしました。
機材を使った体験では、体組成という自分の身体の構成成分(筋肉量、脂肪量、筋肉の分布、体型の判定など)を測定してみたり、
骨密度測定では、くるぶしの骨密度を測り、骨量を測定したりしました。
また、SATシステムという食品サンプルを使った、ある1食の栄養バランスや組み合わせの良さを簡単に知り、評価することができるものも体験しました。
最後に、これらの体験したものが実際の実験実習などで使用されていることをカリキュラムマップに沿って説明し、本日のまとめとしました。
参加してくださった高校生の方、スタッフの皆さんお疲れ様でした。
これにて夏のオープンキャンパスは終了しますが、10月28日(土)、29日(日)には三蔵祭があります。
そこでは、学科の紹介に加え、各研究室の展示や無料の試食コーナーなどを企画しておりますのでぜひ足を運んでみてください!