ゲラダヒヒの浮気!

栄養学科の学生さんには、できるだけ積極的に質問する様に指導している。 しかしながら、女子学生さんは時として返答に窮する質問をする。 例えば、「先生は浮気しないんですかぁ?」など。

「しないんですかぁ?」と質問して、どんな回答を期待しているのか謎である。 「する。」と答える教員は、まれであろう。 もしかしたら、いないかもしれない。 万一浮気をしていたとしても、隠すだろう。 「浮気してま~す!」などと答える軽~い教員は想像に難い。

それにしても、女子学生さんは彼氏が浮気するのをとても嫌がる。 同時に、彼氏が浮気しているかどうか、とても気になるようである。

私が気になるのは、彼氏が浮気をしているのかどうかではなく、浮気をし、それを隠すのは人間だけなのか、それともヒト以外にも見られる行動なのか。 これについて考える前に、まず浮気とは何かを定義する必要がある。 が、面倒くさいので省略する。 一つ言えるのは、浮気には罪悪感がある。 だから、隠すのだろう。 

ということで、本題。 

2013年2月13日のNature Communicationsを見ていたら、『【動物学】配偶者を愛しつつ浮気もするゲラダヒヒ』という記事が出ていた。 登録しないと読めないかもしれないが、URLはこちらである。

「ゲラダヒヒは交尾相手をめぐる競争が常にあり、それがゲラダヒヒの適応度に大きな意味を持ち」(ヒトもそうだ)、「自らの繁殖確率を高めるために交尾相手をだます個体は(つまり、浮気するやつは)、ばれないように自らの行動を変化させる(つまり、隠そうとする)」という学説があるそうで(そんな学説があるのか!)、今回ゲラダヒヒの集団を長期観察することによって、この学説を裏付ける行動を見いだしたというものである。

うーん・・・ “ゲラダヒヒだって、浮気はマズイと思うだろう!”と思うのは、素人の浅はかな考えで、動物学者は仮説に従って忍耐強く観察し、科学的な手法で証明しなければならないのである。 まるで、探偵社の浮気調査みたいだ。

ということで、どうやらゲラダヒヒも人の道からはずれた行動をとったりするようである(ゲラダヒヒは人ではないが・・・)。 ゲラダヒヒの写真はこちら(京大霊長類研究所)

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『針のむしろ』ではなく、剣山の上の天使。
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by seimei-eiyou | 2013-02-19 17:39 | サイエンス | Comments(0)

Dr Messori 講演会

本日(平成24年6月4日 月曜日)、午後1時半から薬学部で開催されました以下の特別講演会に、学生さん(4年生)3人とともに里内教授、岩本教授が参加しました。

Speaker: Dr. Luigi, MESSORI
        (University of Florence, Department of Chemistry)

Title: Gold compounds as prospective anticancer agents

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金(ゴールド)錯体を抗がん剤として利用しようという試みについての研究でした。 昔から白金錯体は抗がん剤として使用されていますが、効かない癌もあることからいろいろな金属を試してみて、金錯体が結構有効とのことでした。 また金錯体の細胞作用についてはまだあまり研究されていないので、やることはいっぱいありますよ、というお話しでした。

世話人をされたのは薬学部の廣瀬教授で(もともとは本学科から薬学部に転出された)、演者の紹介で1958年生まれの所を1985年生まれとおっしゃったので、

"Wow! You are very young, only 29 years old"とからかったら、「オレって老けて見られるんだ!」と茶目っ気たっぷりに返してくれました。 さすがイタリア人!

また、「Luisi(ルイージ)という名前は日本では有名で、任天堂のゲームではMarioと兄弟なんだ!」と言うと、「Marioは有名だよ。 今のイタリアの首相はMario Monti(マリオ・モンティ)という経済学者で、切れ者なのでスーパーマリオというあだ名なんだ。 

もう1人のMarioは、欧州中央銀行(ECB)の総裁のMario Draghi(マリオ・ドラギ)で、彼は私と同じフィレンツェの人なんだ。 この2人のイタリア人が、ヨーロッパの経済危機を救ってくれるんだよ、多分。」とのこと。 

あまりアホな事を言っていると日本人はみんなアホだと思われても困りますので(ルイージさん、初来日だそうです)、初対面の方にアホな発言は慎もうと思った1日でした。

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 こちらダンディーな、マリオ・廣瀬教授。  またアホな事言った!
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by seimei-eiyou | 2012-06-04 19:06 | サイエンス | Comments(0)

アスピリン

久しぶりの”サイエンス”ネタです。

平成24年度前期の授業も一通り終わり、穏やかな週末となりました。 

教壇から学生さんの顔を見ると、明るい顔の子、うつむいた子、人それぞれです。 表情から学生さん1人1人の心情を慮る訳にもいきませんが、各人いろいろなバックグラウンドを抱えていることは想像できます。 この中には、働き盛りのお父さんを病気で亡くしたという学生さんも、何人かいらっしゃることでしょう。

私の周りにも、就学時のお子様がいるにもかかわらず病死される方が少なからずおられます。 さぞ無念だろうと思います。 うちの研究室でも、配属生全員が片親の年がありました。 病死の原因としては、なんといってもガンです。 この年代ではがんの進行が早く、私も人ごとではありません。

このガンですが、低用量のアスピリンの長期服用が、ガンの発症率を20~30%以上低下させるという研究成果が研究雑誌に掲載され、話題を呼んでいます。 こちら   こちら

本論文は、メタアナリシスという”過去に独立して行われた統計研究結果を統合して解析する手法”で行われたもので、信頼性が高いとされています。 

この研究によると、アスピリン(アセチルサリチル酸、鎮痛解熱薬、バッファリンの主成分)を毎日75-100mg、数年間にわたって服用すると、がんの発症率が2~5年の服用で20%以上、5年以上の服用で30%以上下がるというものです。 薬の王様アスピリンは心臓病を予防する働きもあり、比較的副作用が少なく、しかも安い。 

私も、予防服用してみようかなと思ったりする今日この頃です。
※アスピリンには、胃腸障害などの副作用が出る場合がありますので、服用はお医者さんや薬剤師さんとご相談ください。
  
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教壇から見た、窓の外。 まるで京都の襖絵のよう・・・

願わくば 花の下にて 春死なん その望月の如月の頃 西行
   
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by seimei-eiyou | 2012-04-14 13:21 | サイエンス | Comments(0)

京都大学の河田照雄先生、かずさDNA研究所の柴田大輔さん、日本デルモンテ株式会社、千葉県農林総合研究センターらのグループが、トマトやトマトジュースに脂肪肝や高中性脂肪血症などの脂質代謝異常の改善に有効な新規成分13-oxo-9,11-octadecadienoic acid (13-oxo-ODA)が含まれるという発表をしてから、トマトやトマトジュースが品薄になっています。 

確かに中央卸売市場のトマトの仕入れ値を見ていると、例年に比べて上昇しています。 これは今回の騒動に加え、寒波の影響でトマトの入荷が遅れているためだそうです。

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ということで学科のコンピュータ制御ハイテク温室ではご覧のようにトマトを増産している・・・はずでしたが、これは授業の一環として行っており、後期終了とともに片付けてしまいました。 ちょっと、モッタイナイ。

京大の河田研究室に聞いてみると、「こんな騒動になるとは思わなかった。」、「トマトを食べたからといってやせるわけではありません。」と火消しに躍起とのこと。 河田先生がちょっと後悔される一方、京大の広報は大喜びだとか。

一方、トマトジュースはバカ売れです。 それも、研究を行ったデルモンテではなく、何もしていないカゴメのトマトジュースが売れ行き好調で、株価まで値上がりしています。 「なんか、デルモンテが気の毒」(河田研)

共同研究者のかずさDNA研究所の柴田大輔さんと先日電話で話したところ、
「ニュースに俺の名前がちっとも出てこない。 まあええけど。」とのこと。
柴田さんには以前、学科でセミナーをして頂きました(こちら)。 

トマト狂想曲。
悲喜こもごもです。


PS ちなみに、2013年度版大学要覧「生命栄養科学科」のトップページの背景写真はトマトになる予定です。 ※確認すると、2012年版もそうでした(こちら) 75ページを見ると、公衆栄養学の欄に『トマトのおはなし』という写真が載っています。 トマトにはポテンシャルなパワーがあります。
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by seimei-eiyou | 2012-02-18 12:32 | サイエンス | Comments(1)

クリスマス病

世の中、クリスマスです。 正確にはクリスマスイブですが、ほぼクリスマスです。

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私事で恐縮ですが、なんと言っても1年で一番好きな季節はクリスマスです(お正月はやや憂鬱)。 クリスマスの4週間前にスタートするクリスマス月間に、クリスマスソングを聴いて過ごすのが至福の時間です。 

クリスマスが終わると急速にお正月気分になり、クリスマスの余韻が消えていくのが悲しい。 よって、お正月が憂鬱。 年が明けると、早く次のクリスマスが来ないかと心待ちにしています。 こうなるとほとんど病気です(クリスマス病)。 さて、このクリスマス病、本当にある病気です。

クリスマス病とは、血液が固まりにくい遺伝性血液凝固異常症である『血友病B』の別名です。 血液は体内ではさらさらと流れていますが、いったん出血すると血液凝固系が働いて血液を凝固させ、出血を止めます。 この凝固系には数々の因子が関与していて、そのうちの1つである血液凝固第IX因子が遺伝的に欠損している血友病Bをクリスマス病と呼びます(血友病Aは第VIII因子の欠損)。

なぜクリスマス病と言うかというと、第IX因子の欠損が最初に発見された子供さんの名前がStephen Christmasだからだそうです。 ちなみに、第IX因子はクリスマス因子(Christmas factor)と呼ばれ、遺伝的にクリスマス因子を持たない方がクリスマス病という、ちょっとややこしいことになっています。

つまり、正常人はみんなクリスマス因子を持っており、クリスマス病ではありません。 もちろん、クリスマス好きは病気ではありません。

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写真は、広島の紙屋町そごう前のクリスマスツリー。 刻々と色が変わります。


 
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by seimei-eiyou | 2011-12-24 14:52 | サイエンス | Comments(0)

先週の日曜日、新聞を読んでいたら『コメで糖尿病予防なるか -新品種開発、商品化を加速-』という記事が出ていました(日本経済新聞、2011年10月9日(日) SUNDAY NIKKEI)。
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九州大学農学部の佐藤光先生が作出された米品種である「アミロモチ」は、米粒のほとんどが消化されにくい難消化米で、これを食べると血糖値の上昇が抑えられるというものです。 大阪府立大学の北村進一先生のデータが引用されていました。

また新潟大学の大坪研一先生は、同じく佐藤光先生が作出された「EM10」という超硬質米の商品化に取り組んでおられ、こちらも消化されにくく食後の血糖値の上昇が緩やかになるそうです。

最近は、こういった健康維持に役立つ機能性米がたくさん開発されています。

さて、ここに出てきた佐藤先生、北村先生、大坪先生は、みなさん本学科の井ノ内教授の研究仲間であり、お友達です。 特に北村先生は、井ノ内先生の結婚披露宴でスピーチをしてました。 

その井ノ内教授は、ここに紹介されているコメ品種を含む多くのコメの分析を担当しており、広い意味では井ノ内先生の研究内容の一部を紹介した記事とも言えます。 イノウチ先生、意外にエライ先生なのですよ。
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by seimei-eiyou | 2011-10-13 17:48 | サイエンス | Comments(0)

今夜はノンストップ

本日から期末試験期間が始まりました。 昨年より試験開始と終了が約1週間遅くなっています。 姉妹校の福山平成大学は昨年通りなので、なぜうちだけ遅いのかという学生さんがいます。 これは、授業回数をきっちり15回するようにというお上の指令に従ったためです。 ちなみに岡山大学も同じスケジュールで試験期間に突入したそうです。

さて、今日の試験にはこんな問題がありました。 分子生物学です。

問) mRNA(メッセンジャーRNA)には開始コドンはあるが終止コドンがない。 マルか×か?

正解)は×です。 

ちょっと解説しましょう。 生物が持つ遺伝情報は、細胞の中心にある核の中にDNAの形で蓄えられています。 DANはA、T、G、Cという4つのアルファベットで書かれた設計図の全集本みたいなものです。 

この設計図の中から、例えば歯車を作ろうとすると、歯車の設計図をコピーして使います。 これがmRNA(メッセンジャーRNA)です。 この設計図のコピー(mRNA)には、ここからここまでが歯車の設計図ですよと言う印があって、これが開始コドンとか終始コドンとかいうものです。 この印があるから、ちゃんとした歯車が作れるのです。

一方、生物にも時々ミスプリントがあって、この終止コドンがなくなっているメッセンジャーRNA(ノンストップmRNA)が生まれます。 そうするとどうなるか? 本来止まるべきところで止まらないので、歯車の後ろに書いてあるネジの設計図まで続けて作ってしまい、半分歯車、半分ネジのような異常なタンパク質(ノンストップタンパク質)ができてしまいます。 これは困った! で、どうする?

生物はなかなか賢くて、異常なノンストップタンパク質ができると、そこにユビキチンというラベルを貼り、そのラベルを目印にプロテアソームという壊し屋が壊してくれます。 生物って、ホントよくできていますね。 一体誰がこんな事考えたんでしょう?

待てよ? そうすると、先ほどの設問は×とは言えないのではないか? そうです。 厳密にはマルのケースもあるのです。 まあ、そんな細かい事を言ってたら、問題になりませんが・・・


PS 研究室の水槽にいるゴールデングラミーが赤ちゃんを産みました。 正確には卵を産んで、その卵が孵化したのです。 何十匹いるでしょうか? 今日はだいぶ自分で泳げるようになりました。
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c0166720_16562635.jpgお父さんはこちら。

魚の赤ちゃんも学生さんも立派に育ってくれたらいいのですが。 
一緒にするなって? 同じ生物。
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by seimei-eiyou | 2011-07-29 17:01 | サイエンス | Comments(0)

食糧増産とバイオ

7月1日から政府の小麦売り渡し価格が大幅値上げされたのにともない、小麦粉やパンの価格が数%値上げされるというニュースが昨日流れていました。 原因は国際的な小麦価格の上昇で、干ばつや新興国の需要拡大、投資マネーの流入などが挙げられていました(今日の新聞では、トウモロコシ価格は下がっているそうな)。 

そういえば、4月にも同じ様な記事を書きましたので、このところ小麦価格はどんどん上がっているのでしょう。 さっそくスーパーにパンを買いに行ったところ、なんと「値下げしている!」。 うっ、涙ぐましい企業努力! ということで、1つ買い求めました(ただ安かったから買っただけだろ、というあなたは了見が狭い)。 で、うちに帰って食べようとすると、確か・・・以前は一袋6個入りだったのに・・・。 袋には5個しか入っていません。 うーん、だまされた、かも。 いや、だまされたわけではなく、個数が減った分だけ値下げした? いや、値下げにはなってないだろ! とにかく、1日に2個ずつ食べていたので、奇数になると誠に収まりが悪いのですよ。
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さて、昨年のNature (29 July 2010)は"Can Science feed the World"と題して、科学的な食糧増産について特集していました。 表紙のデザインがいいですね。

国連の食糧農業機関によると、2050年までに世界の農業生産量を70%増やす必要があるそうです。 現在世界では10億人以上が飢えに苦しんでいて、食料はあっても食料価格の値上がりにより買えないという側面があるそうです。 この様な状況に対して、植物科学やバイオテクノロジーにどの様な貢献ができるのか、いくつかの論文を載せています。

その中の1つ。 大手農業バイオテクノロジー企業では、農薬・除草剤耐性などの現在の遺伝子組み換え作物のステージから、干ばつ・貧栄養でも収穫が見込める農作物の開発へとステージを移しているそうです。 この様な先端技術の実用化により、食料の大増産は理屈の上では可能ですが、膨大なコストがかかる上に、森林伐採など地球に対する負荷も増えていきます。 地球に対する負荷を許容範囲に抑えつつ、世界人口を支える食糧生産をなし遂げるには、あらゆる農業レベルの研究が不可欠だとしています。 

その通りでしょうね。 このままでは日本も、十分な食糧を輸入できなくなる日が来るかもしれません。 トウモロコシが食糧とバイオエタノールの生産で競合したように、太陽光が発電と食糧生産で競合する日が来るかもしれません。 イノベーションを続けていく以外、現在の日本の生活レベルを維持する方法は無いと思います。

PS 同じ号に、この100年間海洋の植物プランクトンが減少していて、気候変動と関連があるという記事がありました。 これはどう捕らえればいいのかよくわかりませんが、20世紀以降の気候変動が海洋バイオマスを減少させる方向に導いているということのようです。

 
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by seimei-eiyou | 2011-07-02 17:31 | サイエンス | Comments(1)

リスク

病原性大腸菌も恐いのですが、放射能も目に見えないだけに恐い! という人はたくさんいます。 何ミリシーベルトと言われても、それがどれだけ危ないのかピンと来ないというのが正直なところです。 

放射線と言えば、まず思い浮かぶのがガンです。 放射能以外にも、発がんリスクを高めるものとしては飲酒、喫煙などがあります。 そこで発がんリスクという観点から、いろいろなもののを比較したのがこちらです。

この表は国立がんセンターの資料をもとに作られたとのことで、とてもわかりやすいと思います。 これによると、1000ミリシーベルト=1シーベルトでも、肥満ややせのリスクより少し高いだけ。 毎日3号以上の飲酒や喫煙に比べると、リスクは低いことになります。 緊急時作業員の被爆限度が250ミリシーベルト=0.25シーベルトですから、この基準値は高いようでかなり安全を見越した値なのかもしれません。

逆に言うと、飲酒や喫煙はかなりの放射能を浴びたのと同程度の発がんリスクに相当するようです。 飲酒、喫煙、運動不足と3拍子揃っていると、原発なみの発がんリスクになるそうですよ、H先生。 

PS 次に、こちらの記事によると、オックスフォード大学のアリソン教授は、人間は思っているより放射能に強く、被爆許容量は毎月100ミリシーベルトまで大丈夫との説を展開しているそうです。 これは日本が設定している一般市民の被爆許容量の1000倍以上にもなり、メチャクチャな話のようにも思えますが、上の表を見ているとそうでもない気がします。 放射能のリスクについては、正確なところはよくわかっていないようで、どこで線引きをするのが論理的なのか判断が難しそうです。 

PS2 こんな記事もありました。 思わぬ所で不安特需が現れているそうです。 カセットガスコンロや家庭用ガスコンロ発電機、LED電球などの特需は想定の範囲内ですが、映画、ボーリング、ファミレスはちょっと意外です。 かなり意外なのが結婚相談所の特需です。 生存の危機を感じると、人間は結婚したいと思うのでしょうか。 

PS3 1年生が焼いてきてくれたメロンパンです。 わざわざ研究室まで持ってきてくれました。
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メロンパンナちゃんですね。 裏はこんな感じです。
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by seimei-eiyou | 2011-05-16 20:49 | サイエンス | Comments(0)

GW2011

ゴールデンウイークまっただ中。

首都圏の大学では、GW中はもちろん、土日にも講義を入れて講義回数を確保する大学が多い中、福山大学ではカレンダー通りにお休みです。 東日本の大学の方には申し訳ありませんが、この時期のまとまった休みにはとても感謝しています。

一方、休んでばかりいると血の巡りが悪くなり、頭の回転が遅くなる気がします(これは気のせいで、おそらく普段同様に遅い)。 そこで脳トレでもしてみようかと思うわけです。 問題はこの脳トレ、本当に効果があるのかないのか。 そんな研究がNatureに掲載されていました(10 June 2010)。

結論から言うと、コンピュータを使った脳トレは、トレーニングによって取り組んだ課題の成績向上にはつながるものの、他の課題の成績や認知機能一般の向上にはつながらないという否定的なものでした。

例えばテトリスに取り組んでメチャメチャうまくなったとしても、仕事における瞬時の判断力や決断力の向上にはつながらない、ということでしょうか。 考えてみれば当然の気がします。 逆に、テトリスに入れ込んだ分だけ時間を浪費し、精神的に消耗し、目が疲れて仕事に障るのは確実です。

この研究が意図するのは、取り組んだ課題のスキルは向上するので、脳トレではなく本業に取り組めということでしょう。 なかなか耳の痛い研究です。 
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by seimei-eiyou | 2011-05-04 18:25 | サイエンス | Comments(0)