今週の高大連携

c0166720_19364043.jpg大学における活能の中で、高大連携行事は今や最重要なものの1つです。 私が高校生だった頃は、高校生が大学に行って授業を受けたり、大学教員から研究の話を聞いたりするなんて考えられませんでした。 時は流れ、時代は変わりました。

さて今週の高大連携活動について紹介しましょう。

まず月曜日には、岡山県のノートルダム清心女子高等学校から教頭の山内先生と生物の秋山先生がお越しになりました。 同校は3年前に文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)認定を受け、その初年次の学外実習と課題研究で生命工学部と連携しています。 今回は福山大学生命工学部が担っているパーツが、SSH全体の活動の中でどのような位置づけにあるのかという報告と、今後どのように連携を発展させていきましょうかという話し合いがもたれました。 
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秋山先生による報告を聞いて、同校のSSH課題研究が優秀賞を受けるなど、文部科学省でも高く評価されている事がよくわかりました。 また課題研究の質の高さも特筆ものです。 今回うかがった課題研究は、大学での卒業研究に引けを取らないどころか、へたすると負けそうです。 

今後も私立の学校どうし、国公立校には無い良さを活かしながら、実りある連携活動が続き、発展していく事を祈念します。

2つめは広島県立御調高等学校の皆さんが大学見学に来られました。 栄養学科では石崎准教授と村上講師がSATシステムを使った食事指導の紹介を、石井准教授と平松准教授が給食経営管理実習室の見学を行いました。 特に食事指導は、美味しそうなフードモデルを見ながらのお話しで、お昼ご飯の前でもあり高校生のみなさんにはやや酷だったかもしれません。 

これを機会に食事や健康に興味を持って頂けると嬉しい限りです。
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by seimei-eiyou | 2009-05-29 19:39 | 行事 | Comments(0)

定食屋に行こう

先日ある国立大学の先生とお話しをしていると、最近大学の周りの定食屋さんが減ってきたと嘆いておられました。 

「学生さんはみなさん学食で食べるのですか?」と聞くと、「最近の学生さんは、みんなコンビニでお弁当を買ってきて食べるんだよ。」 

福山大学は周囲を山に囲まれていて、学生時代にお世話になった定食屋(と赤提灯も)が近くにありません。 個人的にはこれを少々残念だと思っていたので、「でもコンビニ弁当より定食屋の方が、安くて、量があって、美味しいでしょう?」ときくと、その先生は「今の学生は定食屋でしゃべれないんだ。」とのこと。 

「??? 定食屋で、しゃべれない?」

先生曰く、「定食屋に行ったら威勢のいいおばちゃんが話しかけてくるだろう。 『アンタ、学生さん? ちゃんと食べてる? バイトばっかりして、勉強しないとダメよ。 今日はサービスでご飯大盛り。』とか。 今の学生さんはこれができない。 話しかけられるとどう返していいかわからず、段々苦痛になって、しゃべらなくていいコンビニで弁当を買う。」んだそうです。 

そう言われてキャンパスの学生さん(特に男の子)を観察すると、歩いている時はイヤホンを耳に突っ込んで音楽を聴き、座っている時は携帯とにらめっこをしています。 これでは、こちらから話しかけようとしてもとりつく島がありません。 「オレに話しかけるな!」的なオーラを出しています。

ここは一つ、勇気を出して定食屋に出かけて、おばちゃん(おじちゃんでも可)とお話しをしてみましょう。 世代を超えて話をする練習になり、話題を切り返す頭の体操にもなります。 このようなスキルは、きっと社会に出た時に役立つでしょう。 

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PS この点、我が栄養学科の学生さんは鍛えられています。 授業中でもどんどんしゃべります。 (`血´)g  よく食べ、よくしゃべり、よく眠る。 健康の証であり、自然の摂理です。
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by seimei-eiyou | 2009-05-28 11:45 | その他 | Comments(0)

たいやき

昨日の「プレスシード」(福山地区のプリーペーパー)の一面に、たいやきが特集されていました。 なんでも、全国的にたいやきがブームで、この福山地区でもどんどん増殖中だそうです。 手前味噌になりますが、本ブログでも以前「白いたいやき」の事を書きました。

さて東京にはたいやきの名店が何店かあります。 世に言う「東京のたいやき御三家」です。 私の一番のおなじみは、四谷の「わかば」さんです。 四谷と言えば、四谷怪談のほか上智大学、迎賓館が有名です。 上智大学の一角にあるカトリック麹町 聖イグナチオ教会(恐らく東京で一番大きな教会)に行き、サンパウロ書店、ドン・ボスコ(いずれもカトリック関係の書籍、小物)をのぞき、「わかば」でたいやきを食べるのはお気に入りの散歩コースです。

 「わかば」さんの場所は、ちょっと説明しにくいのですが、四谷見附から新宿通りを新宿方向に少し歩いて、細い路地を左に折れてしばらく行ったところです。 近くまで来ると行列が見えるのですぐわかります。 行列は比較的スイスイ進みます。

こちらのたいやきは皮が極限まで薄く、あんこがシッポの先までぎっしり詰まっています。 ほとんど、「全身あんこ」です。 お店で食べる事もできますので、お買い求めになる際はそう伝えるとお皿に載って出てきます(多分)。 ただしとても熱いので、火傷にはご注意下さい。


PS 福山はたいやきならぬ鯛網が有名です。 ポニョの舞台になった鞆の浦では、この季節に鯛網ショーが毎年ひらかれ、乙姫様が登場します(5月中)。 このように、福山はせっかくのタイの産地なので、他にない福山オリジナルなたいやきが登場して欲しいところです。
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PS 最後に宣伝です。 平成21年度の大学見学会・体験入学会の案内をホームページに載せましたのでご覧下さい。 今年はスポーツ栄養学なども体験できます。 
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by seimei-eiyou | 2009-05-22 17:12 | その他 | Comments(0)

新聞から

昨日(5/19、火曜日)の新聞記事から2題。

1つめは日本国債の格付け引き上げです。 アメリカの格付け会社ムーディーズは18日、日本国債の格付けを「Aa3(上から4番目)」から「Aa2(上から3番目)」へと一段引き上げました。 格付けというのは債権の元本や利息が期日までにきちんと支払われるかどうかを示す指標で、格付け会社が独自の基準で決めています。 いわば日本の国債に対するムーディーズの評価が1つ上がった事を意味します。 しかし今日本は国債大増発で財政状況の悪化が懸念される局面です。 どうしてこの時期に格付けが上がるのか、日本人としてはやや違和感を覚えます。  

日本国債の格付けは昨年6月までは「A1(上から5番目)」で、先進国ではぶっちぎりの最下位でした。 さらにムーディーズは2002年に日本国債を「A2(上から6番目)」としており、イスラエルやボツアナと同じ格付けである事が話題を呼びました。 日本国民のほとんどは、国債が償還されない(日本政府が破綻する事)なんてことはありえないと信じていますが、世界の見方はやや異なるようです。 

今回の引き上げの理由は、①家計の貯蓄率が高く、国債の買い手が多い、②金融機関の損失が比較的小さく、財政への影響が限定的、③2007-2008年の大量償還を順調にこなしたという3点です。 ①は今に始まった事ではなく、②はこの時期に状況が大きく改善したわけではないと思います。 では③が引き上げの原因でしょうか? ムーディーズは2007-2008年に国債のデフォールトがおこるかもしれないと考えていたのかもしれません。 これは日本人としてはかなり違和感があります。


次は三代目プリウスの発売です。 言うまでもなくプリウスはトヨタのハイブリッドカーで、本学でも何台かみかけます。 新しいプリウスは従来型より価格を大きく下げたにもかかわらず、中身は充実しているため大人気で、今申し込んでも納車が秋になるそうです。 新聞によると、今後プリウスは、カローラ~排気量が2L少しぐらいのマーケットを飲み込んで、プリウス1車でトヨタ車全体の1割を占める事になるそうです。

プリウスに限れば車がたくさん売れて良いのですが、このような状況がトヨタや自動車業界にとって望ましい事なのでしょうか。 現状ではハイブリッドカーの選択肢があまりないので少ない車に人気が集中します。 みんなが同じような車に乗っていると、車自体が何となくつまらない存在になるような気がします。 生物でいうと、多くの種が棲み分けをしていて、生物の多様性が確保されているのが成熟した安定な生物相です。 今後環境対応車にも選択肢が増え、バリエーションが広がる事が期待されます。
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PS 今回は投資環境とハイブリッドカーということで、環境をキーワードにまとめてみました。 さらに生物の多様性から無理にこじつけると、1つのものばかり食べないで、選り好みをせず色々な種類の食品を食べましょう、ということでしょうか。 やはり、無理があります。
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by seimei-eiyou | 2009-05-20 18:54 | その他 | Comments(0)

学科の事をほとんど書いていないので、少し書きます。 

例年この時期はゴールデンウイーク、大学創立記念日、福山バラ祭も終わり、これといった行事が無く勉学に集中する季節の始まりです。 ところが今年は新型インフルエンザの足音が迫っています。 今年赴任された石崎先生の前任校である武庫川女子大学は既に休校となり、来週末に同大学で予定されている日本家政学会もどうなるか。 渕上学科主任、桒田助手他が参加予定です。 

さて福山大学の状況はどうでしょうか。 今のところ感染者の情報はありません。 ただ、今後岡山県西部や広島県東部で感染者が出る可能性は十分にありますので、その時にどう対処するかの検討作業は進んでいるようです。 当学科からは生命工学部長の里内教授、保健管理センター長の渡邊教授、教務委員長の井ノ内教授が関わっています。

何年か前の麻疹騒動の時には本学でも休校措置を経験しており、休校にする判断は的確に行えると思います。 一方休校をやめて再開する判断が難しそうです。 新型インフルエンザはズルズルと長引く事も予想され、継続的な注意が必要です。





PS 前回の記事で、ブラジルのサンタ・カタリーナ州はどんな所かというご質問を受けましたので、簡単にご紹介します。 サンタ・カタリーナ州はブラジルで南から2番目に位置する州です。 この地域は南半球ですので、南に行くほど緯度が上がり涼しくなります。 サンタ・カタリーナ州の南にはヒウグランジ・ドゥ・スゥ州(リオグランデ・ド・スル州)、北にはパラナ州があり、この3州は一般的なブラジルのイメージからは離れた存在です。 パラナ州の州都であるクィチーバ(クリチーバ、Curitiba)にあるサッカーチームは、キング・カズことサッカーの三浦知良選手が在籍していました。
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サンタ・カタリーナ州は一言で言うと良いところです。 まず地理的には大西洋に面し、美しい海岸線が広がるリゾート地です。 ブラジルには白人、黒人、アジア系ほか色々な人が住んでいますが、この地域はヨーロッパ系の白人が多く、青い目でブロンドの髪、背が高い人が多いと思います。 ドイツ系が多く住む村は、まるでドイツの様なかわいらしい建物が並び、ビール祭が開かれます。 またイタリア人が多いリトル・イタリーではワインの生産が盛んです。 同州の一部では冬(北半球の夏)には雪が降ります。 とまあそんないいところなので、機会があればぜひお立ち寄り下さい。 と言ってもなかなか機会なんてありませんが。
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by seimei-eiyou | 2009-05-19 19:18 | その他 | Comments(0)

2エコポイント

新型インフルエンザがついに対岸の火事でなくなり、国歩艱難を極めるなか、脳天気にエコポイントの続きを書いている場合でない事は重々承知の上、エコポイントの続きを書きます。 

先週の土曜日にエコポイントについて書いたせいか、その日の午後自宅から電話があり(自宅からの電話のほとんどは問題発生!)、冷凍庫が水浸しになっているとのこと。 一瞬我が家では水の融点が20度ほど下がったのかと思いましたが、超常現象の専門家ならともかく常識的には冷蔵庫の故障です。 

あわてて卒業生が置いていった1人用冷蔵庫を車に押し込み(セダンなので1人で積み込むのが大変だった)うちに帰ると、通電しているものの冷えていません。 すぐ冷蔵庫の後ろに回ってコンプレッサーに手をあてると、どうやらコンプレッサーが逝ってます。 このコンプレッサー、日本製かと思いきやブラジルのサンタ・カタリナ州にあるEmbracoというメーカーの製品です。 この会社は世界中に工場を持ち、世界のコンプレッサー市場シェアの25%ほどを占めるコンプレッサーの有名メーカーのようです。 寡聞にして知りませんでした。 このコンプレッサー、なかなかおもしろい形をしています。
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それはともかく、金曜日に続いて土曜日も家電量販店に出陣です。 さすがに連日ですので店員さんも私を覚えていて、「また来たの?」と怪訝な顔をしています。 事情を話して早速冷蔵庫選びです。 詳しい事は省きますが、冷蔵庫も進化しています。 昔の冷蔵庫は冷凍庫でマイナス18℃ぐらいまでしか冷えなかったのが、最近の物はマイナス200℃ぐらいまで冷えるというような進化ではなく(当然ですが)、省エネ性能が上がっています。 大きな冷蔵庫でも1年間の電気代が7000円台と書いてあります。 しかし省エネ性能のいい冷蔵庫は高い。 そして肝心のエコポイントは省エネ性能の高い、価格の高い冷蔵庫にしか付きません。 これも知りませんでした。 

結局店員さんの勧めで(丸め込まれて)、エコポイントが付く冷蔵庫を買う事にしました。 本当は粘って値引き交渉をしたかったのですが、家庭では1人用冷蔵庫に入りきれない食品が刻一刻と劣化している事、エコポイントのスタートで販売が好調な事からお店側が強気なため、仕方なく引き下がることにしました。 さらに今回はエコポイントが付くのでお店のポイントがつかないとのこと。 何だか政府が電気屋さんのポイントを肩代わりしているような感じです。 

さてこのエコポイント、何に使えるかなどの詳細はいつ決まるのでしょうか。 ぜひ衆議院選挙前に決め、即実施して頂きたいと思います。 選挙が済んだらエコポイントが等閑(なおざり)になりそうです。
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by seimei-eiyou | 2009-05-18 19:38 | その他 | Comments(0)

カステラ

今回は、以前登場した黒船さんのカステラです。 これもグルメMさんのお土産です。 Mさん、就活に行っているのか、観光に行っているのか、グルメツアーに行っているのか、3つが渾然となっています。
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さて黒船さんのカステラ。 プラスティックのバッグがかっこいいです。 これだと都会では電車の中でさげていても絵になります(大学界隈ではちょっと浮くかも)。 開けるとタテ、ヨコ 105 mm、高さ 60 mmのカステラの塊が現れます。 
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このサイズと大きさにこだわりが見られます。 切れ目は入っていませんので食べる方が自由に切るのですが、この高さだと1人分はそれなりの大きさになり、しっかり食べられます。 ただ素人が切ると断面が気の毒な状態となり、悲しくなります。
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その断面はこんな感じです。 きめ細やかで美しい仕上がりです。 黒船さんのカステラにかける意気込みが感じられます。 味は・・・ オーソドックスなカステラで、とても上品です。 口に入れるとしっとりとした食感で、ほんのりと、ひんやりした甘さが広がります。 美味しいお茶と一緒にいただきましょう。
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by seimei-eiyou | 2009-05-16 11:24 | その他 | Comments(0)

エコポイント

5月15日は大学の創立記念日でした。 

さて巷ではこの日からエコポイント制度が始まり、省エネ家電を買った人にエコポイントが付与されます。 ということで家電店に行ってみました。 

エコポイントの対象になるのはエアコン、冷蔵庫、地デジ対応テレビの3種類です。これは、この3つで家庭のCO2排出量の約5割を占めており、その中でもテレビの付加ポイントが高いのは、アナログ放送をデジタル放送に切り替えるためにテレビの買い換えを促すとのことです。

さて肝心のポイントですが、家電のポイントといえば大手量販店のポイント制度のように、カードを作ってもらってそこにポイントが入り、次に買う時に現金と同様に使えるのかと思ったら、かなり事情が異なるようです。

まずどうやってポイントをもらうのか? 現在の所まだポイントを運用する団体が決まっていないので不明だそうです。 ポイント交換が始まるまで、領収書、保証書、リサイクル券の3つを保管しておき、それから先は不明です。

次にそのポイントが何に使えるのかですが、まだ不明で、省エネ・環境配慮に優れた商品、環境配慮型の商品券等(?)、地域振興に役立つ物の方向で策定中だそうです。

正直言ってこんなポイント制度を民間がやったら、企画書の段階で「あほか!」と言われそうです。 想像してみて下さい。 三蔵電気店でエアコンを買ったら、いつか何かに使える三蔵ポイントを考えていますので、ポイントが始まるまでなくさないようにレシートと保証書とリサイクル券を持っていて下さい。 いつ始まるかは各人よく注意して下さい。」と店員さんに言われたら、「そんなのいいからこの場で現金値引きして!」となるに決まっています。 そのへんが官と民の信用度の違いでしょう。

ほかに定額給付金についても、申請はしたものの振り込まれたかどうかは各人で預金通帳をみて確認しないといけません。 これでは国内消費の呼び水としての効果が小さくならないでしょうか。 前回書いたETCについてもそうですね。 思いつきのように実施したので、不公平感が強いと思います。 これで数年先から増税が始まると思うと、気が重い。
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by seimei-eiyou | 2009-05-16 10:13 | その他 | Comments(0)

とうとうゴールデンウイークも終わってしまいました。 皆さんはこの休暇をどうすごされましたでしょうか。

新型インフルエンザと並んで、今年のゴールデンウイークを象徴する出来事は高速道路料金の割引でしょう。 「高速道路、どこまで行っても1000円!」という麻生総理の言葉は耳に焼き付いています。 お金持ちの麻生総理にとって、1000円というのは1円入札の1円と同じぐらい限りなくただに近いという感覚だと思います。 とは言うものの、1回1000円というのはとてもわかりやすく、インパクト絶大です。

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この制度、定額給付金同様出だしは色々と批判が出ました。 特に、ETCが買えなくて有人出口で高い料金を払わなければいけない悔しさは何物にも代え難いものがあります。 ETC車の何倍も高い料金を払うのですから、スピードくじで地域特産のグルメセットが当たるなど、知恵を絞ってもっとサービスしてくれてもいいと思います。 それはさておき・・・

ゴールデンウイークなどもともと混雑が予想される時期にわざわざ値下げをしなくても、高速道路が空いている時間に割引した方が合理的など色々な意見があります。 しかしホントに1000円でどこまでも走れるとなると、混雑、渋滞なんぞなんのその、皆さん嬉々として車で遠出をされ、案の定大渋滞や事故が多発しました。 だからといって、これで不満が渦巻いた訳ではなく、どうやらとても良い政策だと国民のみなさんには支持されたようです。 

以前麻生さんは、「いったん定額給付金の給付が始まれば潮目が変わる。」という主旨の発言をされており、どうやらその通りになっています。 麻生さん、漢字は読めなくても潮目は読めます。

c0166720_19444647.jpg2年間の「高速道路、どこまで行っても1000円」は、恐らく高速道路に対する国民の認識を変えるのではないかと思います。 これを例えるなら、これまで高くて入れなかった高級レストランが、いきなりどれだけ食べても1人1000円になったようなもので、最初は恐る恐るだったのが、みんなが行き出すとどっと殺到して、いくら混雑しようが、待ち時間が長くなろうが、皆さんそれなりに満足されたのだと思います。 これが2年間続くとどうなるか。 高級レストランがカジュアルレストランになり、もうもとの高い料金を払うのがばからしくなるのではないでしょうか。 それだけ大衆化したとも言えるし、身近になったとも言えます。 これがデフレの心理要因になるかもしれません。

ややこしい話はここまでにして、高速料金割引の最大のメリットの1つは、Discover JAPANじゃないですが、車を使って自由に日本のあちこちを見て回ることができ、実際に見て回る人が増える事だと思います。 「日本はこんな国だったんだ!」と再認識されるでしょう。 これはよい事です。 悪い事は環境でしょうか。 CO2削減にしのぎを削っていたのがウソのように、ガソリンを炊いてCO2を増やしています。 不況脱却という目の前の問題が、地球温暖化のような長期の問題を吹き飛ばしてしまった気がしてちょっと残念です。 日本を見て回るにしても、自動車だけでなく鉄道など公共交通機関の良さが見直されるべきだと思います。 個人的には、最近段々と鉄道の旅に惹かれつつあります。
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by seimei-eiyou | 2009-05-11 19:48 | その他 | Comments(0)

今回の新型インフルエンザに対する各国の対応を見ていると、国際的な協調が比較的うまくいっていると思います。 これは各国政府の対応がよかった事に加え、WHO(世界保健機関、 World Health Organization)のリーダーシップも見逃せません。 特に警戒レベルを急遽レベル4からレベル5に引き上げる決断をしたWHO事務局長(Director-General)のマーガレット・チャン博士(Dr Margaret Chan)は目立ちました。 また日本人であるKeiji Fukuda博士(Director-General - Health Security and Environment)も目立ってましたね。 Fukuda博士が英語でしゃべっているのを聞くと、最初日系アメリカ人かと思いました(東京生まれ)。

ちょっと不謹慎ですが、今回の新型インフルエンザの流行で、あまたある国際機関の中でWHOのプレゼンス(存在感)が際立って高まったと思います。 平和や経済に関する国際機関と異なり、原則として国家や地域間(どこかが儲かるとどこかが損をするとか)、宗教的な対立がなく、インフルエンザの流行拡大阻止はどこの国にとっても重大な関心事です。

チャン博士は香港の中国人で、かつてアジアでトリインフルエンザやSARSが流行した時、香港衛生所長としてその封じ込めに大活躍した人です。 その手腕が認められて現在はWHOの事務局長に抜擢されています。 先日チャン博士は「現代のロビンフット(Robin Hood)になりたい」と発言したことからも、彼女の政治的な手腕や野心が伺われます。 

WHOは今後ますます各国の政治、経済に大きな影響力を及ぼすようになると考えられ、その一挙手一投足に世界が影響されるような存在になっていくのではないかと思います。
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PS “マーガレットちゃん”というかわいらしい響きにかかわらず、気力、決断力、行動力に秀でた人物だそうです。 我が生命栄養科学科にも、そのような女性教員がたくさんおられます。 
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by seimei-eiyou | 2009-05-09 15:51 | その他 | Comments(0)