2009年 07月 06日
美のための栄養学
世界のトップアスリートが、さまざまな専門家からなるチームに支えられている事はご存知の通りです。 テクニカル・コーチ、フィットネス・コーチ、メンタル・コーチなど。 その中で忘れてならないのがニュートリショナル・コーチ(栄養コーチ)です。 このようなチームは何もアスリートに限りません。 この本は、ミス・ユニバース・ジャパンでファイナリストたちに栄養、生活、メンタルマネジメントを指導している著者によるものです。
題名だけ見るとちょっと色物かなという印象を持ちましたが、読んでみると極めてまっとうな内容でした。
「カロリーの事しか考えていないので、カロリーは摂っていても、まったく栄養素がとれていない“栄養の砂漠”にいる人は、早くその“砂漠”から早く抜け出して、美しく健康なりましょう。」というアドバイスがわかりやすく書かれています。
本は、「いま口にしたものが10年後のあなたを決める。」などのタイトルが付いた68のテーマからなり、文章も短くて読みやすいのでサクサクいけます。
「高い割に効果が期待できない化粧品より食事」、「濃い野菜(抗酸化成分)の効用」、「日本人はフルーツが不足」、「日本人にはおすすめしない乳製品」、「水の摂り方」、「油の摂り方」、「タンパク質とミネラル」、「グリセミック・インデックス」、「日本人は華奢に見えてもしまっていない」、「食べなさすぎる日本女性」、「タバコの害」、「正しい姿勢と深い呼吸」、「成分表示」、「睡眠」、「運動」、「もっと自分に自信を持とう」、「心の健康」、「感謝の気持ち」などなど。
こう見ると当たり前の事ばかりで、美容のための栄養に特別なマジックは必要ないことがよくわかります。 細かく読むと、科学的に正確とは言えない記述も散見されますが、学術書ではないので細かい事は言いっこなしです。
本学科でお読みになりたい方がいらっしゃれば、お貸しします。
PS 学科では、石崎先生がこの分野の専門家だそうです。