人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ブログトップ

生命と栄養のブログ from 福山大学 生命栄養科学科

医療費

新聞を見ていたら、都道府県別国民1人あたりの医療費が載っていました(平成22年2月5日、日本経済新聞)。

都道府県で1人あたりの医療費が最も多い県はなんと広島県で、その額51万8千円だそうです。 ちなみに2位は高知県(51万7千円)、3位は山口県(51万6千円)、4位鹿児島県(50万6千円)、5位北海道(50万3千円)と上位3県を中四国で独占しています。 

ちなみに少ない県は沖縄県で33万円、次いで千葉県(33万2千円)、3位埼玉県(33万8千円)、4位茨城県(34万円)、5位栃木県(34万9千円)となり、沖縄県に比べて広島県民は医療費を1人あたり1.6倍も多く使っています。

全国的に見ると、中四国地方、九州、北海道の医療費が高く、関東、沖縄が低いそうです。医療費の額は入院日数とベッド数が深く関わっており、医療費の多い地方はベッド数が多く、入院日数が長い傾向にあります。 また、糖尿病や心疾患など長期にわたる病気に対してきめ細かな健康指導を行い、病気の予防に熱心な地域は生活習慣病患者が少なく、医療費も少ない傾向があるそうです。

生活習慣病、成人病、代謝疾患の予防にとって最も重要な事は、言うまでもなく生活習慣と食習慣の改善です。 広島県をはじめとする中四国地方は、生活習慣病を予防するためのきめ細かい指導が全国に比べて後れているのでしょうか。 

もしそうだとすると、ちょっと困った事です。 どうやら中四国地方は、管理栄養士さんが活躍する場が多そうです。
医療費_c0166720_1963639.jpg

by seimei-eiyou | 2010-02-06 19:07 | その他