2010年 02月 16日
バレンタイン
「このところ、大学ネタがないねえ。」とお思いの方もおられるでしょう。 実は(多分前にも書いたように)、2月は最初の前期入学試験から始まって今日まで期末試験期間でした。 試験期間中はあまり書くことがないのです。 「今日の試験はひどかった。」とか、「意外によく出来ていてビックリした。」とか、そういったことは書けません。 いきおい、スーパーボウルの話とか、「あらあら日本サッカー、岡ちゃんは大丈夫か?」みたいな話になってしまいます(男子サッカーの話です。女子サッカーは立派)。
ということで、少し時期をはずしましたがバレンタインの話です。 といってもバレンタインデーの話ではありません、ロッテの監督だったボビー・バレンタインの話です(今度は野球か!)。 2年前に研究室にいた千葉県出身のM君は大のロッテファンで、私もひょんな事から千葉ロッテスタジアムに野球を見に行ったことがあります(伊良部投手が先発だった)。 バレンタイン監督は弱小だったロッテ球団を優勝に導き、「ボビー・マジック」と呼ばれました。 その「ボビー・マジック」の根幹は何かというと、「夢を信じること」だと思います(日本語で言うと月並みな表現になるのがちょっとつらい)。
バレンタイン監督についてはいろいろ本も書かれており、ボビー語録もたくさんあります。 そのほとんどは、アメリカ人なら誰でも言うような言葉で、しかも日本語ではなかなか言えないことばです。 「チーム全員が夢を信じることができれば、必ず勝者になれる。」なんて台詞は、英語ではすらすら言えても、日本語で言うのはチト恥ずかしい。
自分を省みても、つくづく日本人は自然な感情を伝えることがヘタなのかなと思ってしまいます。 かつてのアメリカ合衆国レーガン大統領の演説や、現在ではブラジルのルーラ大統領の演説を聴いていると本当に素晴らしい。 残念ながら、鳩山首相とはちょっと比較になりません。
先日バンクーバーオリンピックのリュージュ競技でグルジア代表の選手が事故でお亡くなりになり、その原因が同選手のミスのせいだということになりそうでした。 するとすかさず同国の大統領が記者会見を開き、「亡くなった選手は父親と兄弟もリュージュの競技者で、優秀な選手だった。 技量が不足していたとは言えない。 スポーツにミスはつきものであり、そのミスが死に繋がるようではいけない。」と頼もしく、ズバッと言ってました。
明日から国家試験対策講座(補習授業)が始まります。
「みんなぁ、国家試験合格という夢を信じよう。 みんなで信じれば、きっと合格できる。 夢を信じて頑張ろう。」なんて、口が裂けても言いにくいなぁ。