2010年 02月 24日
海洋生物
一方、こちらで行われる海洋生物科学科の卒業研究発表会は、ずいぶん雰囲気が違って面白いですね。 学生さんのノリが海洋です。 まさに波乗り、元気があります。 生物工学科は「教員→学生」というのに対して、海洋は「教員←→学生」という感じです。 このニュアンス、おわかりになりますでしょうか? ちなみに本学科はおそらく「教員-学生」でしょうか? (自分のことはよくわからん)
研究発表の内容は、海洋ですからお魚メインです。 魚の飼育、養殖、防疫をはじめ、赤潮、アサリ、海藻、ノリ、ホヤ、エイ、カエル、カブトガニと多彩です。 個人的に好きなのは動物行動学の研究室で、海鳥の巣に仕掛けられたカメラの画像を見るのは、ちょっと他人のお家をのぞき見するようでスリルがあります。
エサ待つひなは、親の留守中はローテンションですが、親鳥が帰ってくるとエサをもらおうと超ハイテンションで猛アピール。 なんかだバラエティー番組のひな壇に並ぶ芸人さんのように見えてきました。 またイルカ?に背負わせたカメラの画像は、深海に潜ったり水面まであがったりと、まるでジェットコースターです。
瓜倉先生が好きなのはヌートリアの生態です。 ヌートリアとは、カピバラに似た齧歯類の動物、えーとネズミの親玉のようなヤツで(詳しくはwikipediaなどを見て下さい)、堤防などに大きな穴を開けて巣を作ります(河川管理者にとってはとんだ迷惑)。 コイツに発信器を付けて生態を調査します。 中には粗忽なヌートリアもいて、巣穴の奥深くに発信器を置き忘れ、高価な発信器が回収できない例も報告されていました(もっとも、ヌートリアに罪はありません。 背負わせた方が悪いと言えば悪い)。 といった感じです。 以上は昨年の海洋生物科学科の卒研発表の内容でした。