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生命と栄養のブログ from 福山大学 生命栄養科学科

自衛隊の食事

昨日、呉にある海上自衛隊を学科の3年生と一緒に見学してきました。
呉は、古くは海軍の鎮守府が置かれていた時代から海軍の町として有名で(ヤクザ映画「仁義なき戦い」の舞台としても有名ですが)、戦艦大和の生まれ故郷でもあります。
海上自衛隊の基地を見学した目的は、やはり給食施設を見ることです。基地ではたくさんの人が働いていて、多くが合宿生活をおくっているため、しっかりとした給食施設が完備されています。実際に、栄養管理や衛生管理がちゃんと行われています。
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我々が最初に訪れたのは、基地の中心地である呉地方総監部でした。元は海軍呉鎮守府庁舎で築103年のレンガ造りの立派な建物です。無茶苦茶に暑い日なのに、真っ白な制服を着て太陽の下で汗をぬぐうことも無く元気に説明していただいた広報部の方には感心しました。
その後は教育隊に移動して食堂の見学です。250名の隊員の三食を作る施設ですが、思ったよりもコンパクトになっていて、きれいな設備です。料理を作っているのも自衛隊員で、比較的若い人が多く、ここで鍛えられてから艦船の厨房に移動したりするそうです。
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このあと食堂で隊員の方と同じ昼食を頂きましたが、とにかく量が多く、食べきるのに一苦労です。ここでは、一食1000~1200kcal、一日に3000kcal以上の食事を食べるようになっています。日々の厳しい訓練に耐えるのにはこのぐらい必要なのでしょう。
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最後に展示されている潜水艦の厨房も見てきました。70名分の食事を一日4回提供するそうですが、半坪ほどの狭い厨房で二人で作業することも大変でしょう。
普段は子供や病人用の食事について習うことが多い学生さんたちも、訓練に明け暮れる若い隊員さんたちを支える食堂を見て何かを感じ取ってくれたと思います
最後に、自衛隊での管理栄養士の募集は、数年前にはあったようですが、今年の募集案内にはありませんでした。しかし、基地の食堂には管理栄養士の方がちゃんといて、隊員の栄養管理にあたっています。ちょっと特殊なところですが、就職先に一つと考える学生が出てくるかもしれません。
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by seimei-eiyou | 2010-08-03 09:20 | 実験・実習・授業