2014年 09月 08日
第2回 栄養研究セミナー
今回は、「座位姿勢が与える影響~きちんと座り上手に食べる~」をテーマに、ラックヘルスケア株式会社の藤本忠伺先生をお招きして講演していただきました。
本年度第2回となる今回も、多くの方にご参加いただけました。
車いすを、「移動するための車」と見るか「座るための椅子」と見るかによって、車いす自体も様々な形状の違いがあります。
今回は、病院や施設などで普段車いすで生活されている方を想定し、食事の時の適切な姿勢を実際に車いすに座ってみて体験して探っていきました。
こちらは様々な部位を調節できる「座ること」に特化した高性能な車いすです。
車いすに乗ったままでも体位変換でき、個人に合わせた調整ができるので、うまく調整するととても安定感が感じられました。
座るのに楽なポジションは見つかりましたが、さて食べ物を飲み込む時に安定する頭の位置はどこでしょう?
こちらは一般的な車いすです。車輪も大きく、自分で「移動する」こともできます。
背中のシートの張りを調整することができますが、先程の物のように横を支えるガイドもなく、座位面は平坦なクッションしかありません。
ですが、タオルやまくらなどのクッションを組み合わせて使うことで、その人の体に合わせて調整ができました。
どんな形のいすでも、工夫次第で安定感のある、負担の少ない形を作れることが体験できたかと思います。
座り方のコツをつかんで、いろいろな場面に応用できるようになれたらいいですね。