ブログトップ

生命と栄養のブログ from 福山大学 生命栄養科学科

一滴の悲劇・・・

タイトルで何事か!?と思った方もおられるかもしれませんが、今回は、1年生後期の初めに行っている「生化学実験Ⅱ」の一場面の様子をご紹介します。
前期の「生化学実験Ⅰ」では、実験器具の名前や使い方、基礎的な実験方法について学びました。
その発展形の生化学実験Ⅱでは、食材や生体材料を使って測定実験を行います。

c0166720_1032319.jpg

この写真は、食酢中の酸度(酢酸濃度)の測定をしているものです。
ビュレットという器具を使い、酸性の食酢に濃度の決まったアルカリ性の水酸化ナトリウム水溶液を徐々に加えていくことで、ちょうど中和した時の量から計算で酢酸濃度を出します。

c0166720_10323913.jpg

ですがこの”徐々に加える”という作業が、思いのほか難しいものです。
この写真の2つのフラスコですが、どちらが成功したものだと思いますか?
答えは・・・実際に当学科で実験してみるまでの、秘密です。

この色の差が、たった一滴の量でこんなにも色が違ってくるのです。
再現性という誤差が非常に少ない測定結果になるまで、何度も同じ操作を繰り返します。
「あと1回成功したらできたのに、入れすぎたー!!」
などいろんな所で、悲劇の悲鳴が上がっていたりもしました。
気を付けていても、微妙な加減で結果が変わってくる大変さも実験の難しさですね。
[PR]
by seimei-eiyou | 2015-10-02 11:21 | 実験・実習・授業